台北観光で初めての方なら絶対に行きたい九份の千と千尋の神隠しの舞台へ

千と千尋の神隠しの舞台

台湾 観光地 ランキングに人気の「千と千尋の神隠し」日帰り観光コース

〜九份で出会う幻想的な夜と映画のような旅〜

ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』では、どこか懐かしく、少し不思議で、そして心を動かすあの世界
実は台湾には、その映画の舞台を思わせる場所が、台北から日帰りで行ける人気観光地、九份(ジウフェン/Jiufen)です
赤い提灯が灯る石段、細い路地、湯屋のような茶館——

訪れた瞬間、誰もが「ここは千と千尋の世界だ」と感じる幻想的な町で映画の世界を楽しめます

千と千尋の世界

この記事では、“千と千尋の世界”をテーマにした台湾一日日帰り観光モデルコースを、朝から夜までのタイムラインでご紹介します

◆ 午前:台北から九份へ出発!幻想の町への入口

▪ 出発は台北駅又は忠孝復興駅から

九份は台北市内から約1時間半ほどでアクセス可能
交通手段は以下の3つが一般的です:

  • タクシー/チャーター車:快適で最速(所要約50分)
  • 台鉄(電車)+バス:最も一般的(約90分)
  • 九份行き直行バス(1062番):忠孝復興駅 or 松山駅から乗車可能

電車なら「瑞芳駅(ルイファン)」で下車しバスかタクシーで九份老街へ
途中の山道から海を見下ろす景色は、まるで旅のプロローグのようです

海を見下ろす景色

◆ 正午:九份老街(ジウフェン・ラオジエ)を散策

九份の入口でバスを降りると、そこからは石段と赤提灯の街が広がります
まずは名物の「九份老街」を散策してみましょう

阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)

阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)

最も有名なお馴染みの建物で赤い提灯が連なる外観は、“油屋”を思わせる佇まいで、
まさに『千と千尋』の世界そのもの

阿妹茶樓

店内では台湾高山茶と伝統スイーツが楽しめ窓際の席からは九份の町並みと海を一望できます
昼間も美しいですが、夜の提灯が灯る時間帯がベストショット!

阿妹茶樓の正面階段を見上げた構図が一番人気!

九份老街

九份老街の食べ歩きグルメ

九份はグルメ天国でもあります。
石段の両脇には、香ばしい匂いが立ちのぼる屋台やスイーツ店がずらり

おすすめグルメはこちら

  • 芋圓(ユーユェン):もちもち芋団子スイーツ(阿柑姨芋圓が有名)
  • 魚丸湯(ユーワンタン):肉団子スープでほっと温まる
  • 黒糖タピオカミルク:SNS映えする定番ドリンク
  • 花生捲冰淇淋(ピーナッツアイス包み):甘塩っぱい人気スイーツ

香りや音、賑わいが五感を刺激し、歩くだけで映画の中に迷い込んだような感覚になります

◆ 午後:ノスタルジックな街歩きと絶景ポイント

九份昇平戲院(しょうへいきいん)

九份昇平戲院(しょうへいきいん)

日本統治時代に建てられたレトロな映画館
木製の椅子や古いポスターが残り、昭和の香りが漂います
館内では当時の九份の写真展示もあり、
過去と現在が交錯する“時間旅行”を味わえます

九份観景台(展望スポット)

九份観景台(展望スポット)

老街の最上部からは、基隆港(キールンハン)と太平洋を一望
晴れた日には遠くの島々まで見渡せます。
夕方の黄金色に染まる時間帯はまさに絶景!

夕陽が沈む瞬間、九份全体がオレンジと赤のグラデーションに包まれ
まるで千尋が湯屋へ帰る直前のシーンのような幻想的な光景が広がります

提灯が灯る

◆ 夕方:提灯が灯る“あの光景”へ

日が暮れる頃、九份の町は別世界に変わります
石段沿いの赤提灯が一斉に灯り、まるで異世界に迷い込んだような幻想的な風景に・・・

この時間帯は観光客が最も多く撮影スポットも混雑しますが、人のざわめきと提灯の灯りが織りなす雰囲気は、まさに“生きた映画”

おすすめ時間:17:30〜19:00頃
日没後すぐの“ブルーアワー”が最も美しく
空の青と提灯の赤のコントラストが写真映え抜群です

幻想のティータイム

◆ 夜:九份茶館で過ごす、幻想のティータイム

旅の締めくくりは、静かな茶館で一服ですが、おすすめは阿妹茶樓のほか、以下の2軒

  • 九份茶坊(Jiufen Teahouse):古木の香りが漂う落ち着いた茶館
  • 水心月茶坊(Shuixinlou Teahouse):テラス席から見える夜景が絶景

高山烏龍茶を一煎ずつ味わいながら、ゆっくりと“千尋が見た夜の世界”を感じてみましょう
旅の終わりに心が穏やかになる時間です

◆ 夜:九份から台北へ帰路へ

帰りは少し混雑しますが、最終バスやタクシーを使えば安心です

  • バス1062番:九份 → MRT忠孝復興駅方面(約1時間半)
  • 電車利用:九份 → 瑞芳駅 → 台北駅(約60〜70分)
  •  タクシー利用:時間を気にせず楽に帰れる(約45〜60分)

夜の山道は暗いので、帰りの時間は19:30〜20:00頃までを目安で、できれば少し早めに出発するのがおすすめです

一日観光モデルコースまとめ

時間帯 内容
08:30 台北出発(MRTまたは台鉄で瑞芳へ)
10:30 九份到着・老街散策スタート
12:00 阿妹茶樓でランチ&ティータイム
14:00 昇平戲院・観景台などを見学
16:30 夕暮れの九份を散歩&おみやげ探し
17:30 提灯が灯る幻想の街並みを撮影
19:00 茶館で夜景を眺めながら休憩
20:00 九份出発・台北へ帰路
旅のヒントと注意点

旅のヒントと注意点

  • 九份は坂と階段が多いため、歩きやすい靴がおすすめです
  • 天気が変わりやすいので、折りたたみ傘や羽織ものを持参
  • 週末は観光客で混雑するため平日が狙い目です
  • 提灯の点灯時間は季節によって異なる(おおむね日没後30分以内)

千と千尋の神隠し

現実と幻想が交わる“台湾の魔法の町”

九份は、ただの観光地ではありません。
過去と現在、現実と幻想が交わる不思議な場所で赤い提灯の灯りの中を歩いていると、“千尋”の気持ちに少しだけ近づける気がします

台北からほんの1時間で行け、まるで物語の世界

 

あなたも一日だけ、「千と千尋の神隠し」の世界を旅してみませんか・・・・

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